遠藤愛はとある研究所で秘密裏に開発された実験動物用途の人造人間です。
大量生産されていた個体の中の、数少ない生き残りです。
森の奥に隠された研究所はある日爆破され、人造人間たちはほぼ死んでしまいました。
生き残った少女は森の中をさまよい、小さな町の神父さんに拾われます。
その神父の名は「遠藤要(えんどう かなめ)」元科学者の若い神父さんです。
少女は「遠藤愛(えんどう めでる)」と名付けられ、すくすくと成長していきます。
要の親友で神父仲間である「十宮槇(とみや まき)」も優しく見守ってくれていました。
愛が12歳のとき。愛は槇の親が経営する遠くの街の私立の中学に進学が決まりました。愛は要とホントは離れたくありませんでしたが、要は愛の才能を見抜き、勉強をさせたいと強く希望していたので、愛は要の言うことをきいて進学することを受け入れいていました。
入学をひかえたある日、教会に一人でいるときに遠藤愛は強盗に襲われてしまいます。
殺されてしまうかもしれない、そんなとき要が物音に気が付き駆けつけてきました。
逆に要は強盗を燭台で殴り殺してしまいます。
要は罪の意識に囚われて槇に電話をして泣きつきました。
槇はすぐさまやってきて意気消沈の要を叩き起こして共に、強盗の死体を森に埋めて教会もすっかり掃除をして証拠隠滅をしました。
…
要は罪悪感から精神を病んでしまいました。愛は要のそばにずっといようと決意し、中学校へ進学することもやめました。愛はシスターになりました。
それでも要はどんどん弱っていきます。食事の量も減っていき、錯乱してしまう日も増えます。
そして愛が17歳のある日、ついに愛のことを責めてしまいました。
「お前のせいで俺は苦しんでいる。お前みたいな実験動物、人間じゃないのに」
…
遠藤愛の過去は昔小説にしてありますが読み返すのも怖いので内容がちがっているかも。すまぬ