町田家のラロさんは丁寧かつ、天真爛漫で無邪気です。
「メンデルさ~~ん」
「ラロさん!」
遠藤愛(えんどうめでる)とはお友達です。
ラロさんは「メンデル」という音の響きを昔何処かで聞いた事あるような。
思い出せません。
「メンデルさん。お花を摘んできました。ドライフラワー一緒に作りましょう」
「良いですね!」
遠藤愛とラロさんは無邪気に一緒に遊びます。
そのうちにラロさんは充電不足(?)により遠藤家にて眠ってしまいます。
「ぐ~~……」
「あらあら」
遠藤愛はそれを微笑ましく眺め……
「くくく……」
あれ?
「くくく……はははっ! この間抜けな小僧め。いや小娘……? まあ良い。我が家で眠るとは良い度胸している。この、無敵の科学者えんどうめでるプロフェッサーが直々に分解してくれる! 良い夢見ろよぉ……? このメンデルこと……」
「こんなことやめるんだめでる!」
遠藤慈(えんどういつく)が現れて愛はどつかれました。
「ばかやろう、冗談だよいつくん」
「そんな冗談はやめろ」
「むにゃむにゃ……もう食べられませ~~ん」
ラロさんはチョコサンドビスケットの夢を見ていました。
愛はやれやれ、といった仕草をしたあと……
「メンデルの手料理、本物のチョコサンドビスケットを見せてあげますか。この間抜けなロボットめ。この無敵の料理人えんどうめでるシェフが直々に食わせてやる! 良い夢見ろよぉ……? このメンデルこと……」
料理を始めました。
「むにゃむにゃ……メンデルさんはばかですねえ」
ラロさんは寝たフリでした。